3分で解る中古住宅売買~中古住宅の選び方

3分で解る中古住宅売買~中古住宅の選び方
株式会社あゆみリアルティーサービス
代表取締役
2013-07-21 15:56:42

中古マンションや中古戸建の売情報を探す。

 

これは、そんなに難しくないんだ。

 

不動産屋さんだけが使える物件検索サイト(レインズ)は、ほぼ全ての中古住宅の売情報が登録される仕組み。

 

実は、ひとつの不動産屋さんに頼めば、かなりの量の情報が入手できる。

 

もちろん、みんながよく目にする物件検索サイトだって、実はほぼ全量を把握できるんだ。

でも、気に入った物件が見つかったら、あとは流れのままに・・・なんていうのは、とっても危険。

 

安心できる中古住宅選びでお勧めしたいのは、次の5つのポイント。

  1. 理想的な購入予算と借入金額を決めよう
  2. 価格の妥当性をチェックしよう
  3. 地域の状況(地盤・地歴・周辺施設や環境・都市計画の方向性等)を確認しよう
  4. 建物の状態やリフォーム可能性、今後の維持修繕費用を確認しよう
  5. 管理状況を確認しよう(マンションの場合)

問題なのは、これらについて適切にアドバイスできる不動産屋さんがあんまり多くないこと(涙)。

(もちろん、うちはやってますけど~(笑))

 

で、アドバイスを受けられない場合、自分でできるところまでやりましょ。

 

1.は、こちらに目を通してみて(3分で解る中古住宅売買~安心住宅ローンを組む方法

 

2.は、不動産屋さんから取引事例を出来るだけ沢山もらって比べてみよう。都合のいい事例ばっかり貰わないようにね。

 

3.は、ウェブサイトで土地条件図(土地の成り立ちが分かる地図)をチェックしたり、図書館で古い地図を見たり。

役所で都市計画やマスタープランを教えてもらうのもいいね。

洪水リスクや揺れやすさなどが判るマップもウェブで調べられるよ。

現地を歩くのも大事。

駅から物件までだけじゃなく、その周辺ものんびり歩いてみると、いろいろなものが見えてくるよ。

ぶらり途中下車の感じで楽しみながらね。

 

4.は、ホームインスペクター(住宅診断士)という専門家に調査してもらうのがベスト。

ちなみに、日本ホームインスペクターズ協会は僕のイチオシ!

 

5.は、定期総会議案書や理事会議案書(3期分)、管理規約・使用細則を徹底的に読んでみて。

そのマンションで何が起こっているか、どんなルールがあるかよく判るからね。

長期修繕計画案もじ~っとみていると、修繕積立金がいつ頃上がるか判るよ。

どの書類も不動産屋さんに言えばもらえるよ。

 

そうそう、忘れちゃいけないのが、何故買うか?っていう頭の整理。

家族でしっかり話し合ってみて。

 

詰まるところ、これが一番大事かも。。。

■著者
田中 歩
株式会社あゆみリアルティーサービス 代表取締役
売り物件情報は、プロも素人もほぼ同じレベルで収集可能な時代。 そんな中、仲介手数料は、「安心な資金計画なの?」「この物件、安心できるものなの?」といったことをきちんとアドバイスしてもらうためのコストであるべきなんじゃないかなと感じる今日この頃。 そんなことを考えながら、銀行で培ったノウハウやホームインスペクターとしてのノウハウを皆様にご提供しています。
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