3分で解る中古住宅売買~安心住宅ローンを組む方法

3分で解る中古住宅売買~安心住宅ローンを組む方法
株式会社あゆみリアルティーサービス
代表取締役
2013-07-21 15:32:42

今から自分が天に召されるまでの「収入」と「支出」を見通して。

 

毎年、いくら入って、いくら出ていく?これを表にすれば、無理のない毎年の返済額が見えてくるよ。

 

<収入>毎年の収入はいくら?

 

ボーナスは減らされる可能性も踏まえて厳しめに。

 

将来の年金や退職金も考えて。

 

公的年金は無料で概算が判るウェブサイトも使ってみて。

 

会社から住宅手当などを貰っている場合は注意して。家を買うと貰えなくなるケースが多いから。

 

<支出>

今払っている住宅費用以外の全ての費用を調べて、今後、毎年どの程度かかるか考えてみて。

 

住宅費用以外の費用って、

 

◇水道光熱費

◇食費

◇衣料費

◇教育費

◇旅行代

◇帰省費

◇家具や家電購入費

◇お小遣い等

 

のこと。

 

家計簿をつけてる人は楽勝だね。

 

教育費は、子供の数とか生まれた間隔だけじゃなく、公立・私立、文系・理系で費用が変わるので注意して。

 

文科省のHPに平均的な費用も掲載されているから参考にしてみて。

 

これができたら、毎年の収入から支出を引き算。

 

出てきた数字が、毎年払うことができる住宅費用と毎年の予備費。

まず、家を買うとかかる固定費用があるんだ。

固定資産税・都市計画税とか建物の維持管理費だね。

マンションなら、管理費、修繕積立金、駐車場代などもあるしね。

これらは、仲介業者さんに聞けばすぐ判る(はず)だよ。

 

毎年かかるこれらの固定費用を引き算した数字が、住宅ローンの元本金利返済額と毎年の予備費。

あとは、いつまでに返済するかだね。

 

ローンの返済期間は75才までとかだけど、ほんとにそんな年齢まで返済を続ける?

 

金利もついつい安い変動金利でシミュレーションしたくなるけど、ここは保守的に固定金利で考えてみて。

 

安い変動金利で借りた場合は、「固定金利との差額を貯めておきましょ」って感じがいいね。

 

そうそう、初期費用も考えてね。

全額ローンで買うのはあまりお勧めできないから、当初自己資金をどの程度出せるか考えて。

 

仲介手数料、引越し代、不動産取得税、登録免許税などがかかるから、仲介業者さんによく確認して。

 

初期費用を出すにしても、最低半年分くらいの生活費はキープしといたほうが安心だよ

■著者
田中 歩
株式会社あゆみリアルティーサービス 代表取締役
売り物件情報は、プロも素人もほぼ同じレベルで収集可能な時代。 そんな中、仲介手数料は、「安心な資金計画なの?」「この物件、安心できるものなの?」といったことをきちんとアドバイスしてもらうためのコストであるべきなんじゃないかなと感じる今日この頃。 そんなことを考えながら、銀行で培ったノウハウやホームインスペクターとしてのノウハウを皆様にご提供しています。
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